猫の寿命は平均で何歳なのでしょうか?大切な愛猫とできるだけ長く一緒に暮らすためのポイントとともに、猫の平均寿命に関する知識をチェックしましょう。
猫の平均寿命は何歳? 猫の年齢早見表|人間に換算すると何歳? 大切な猫と長く暮らすポイント 病気のサインに注意! 猫の元気な暮らしをサポートするインスティンクトのローフード |
猫の平均寿命は何歳?
ペットフード協会の「令和5年(2023年)全国犬猫飼育実態調査」によると、猫の平均寿命は以下の通りです。およそ16歳が平均寿命といえます。
年 |
猫の寿命 |
2021年 |
15.66歳 |
2022年 |
15.62歳 |
2023年 |
15.79歳 |
参考:ペットフード協会|令和5年(2023年)全国犬猫飼育実態調査|猫 飼育・給餌実態と支出
猫の寿命は室内飼いの方が長い傾向
「令和5年(2023年)全国犬猫飼育実態調査」からは、猫の飼育の仕方によっても平均寿命が違うことがわかります。
年 |
外に出る猫の平均寿命 |
外に出ない(室内飼い)の猫の平均寿命 |
2021年 |
13.75歳 |
16.22歳 |
2022年 |
14.24歳 |
16.02歳 |
2023年 |
14.18歳 |
16.25歳 |
室内飼いの猫の平均寿命がどの年も16歳を超えているのに対して、外に出る猫の平均寿命は13~14歳です。
参考:ペットフード協会|令和5年(2023年)全国犬猫飼育実態調査|猫 飼育・給餌実態と支出
猫の種類別平均寿命
猫の平均寿命は種類によっても異なります。アニコムの「家庭どうぶつ白書2023」より、2021年度の猫種別平均寿命をチェックしましょう。
猫の種類 |
平均寿命 |
混血猫(雑種) |
15.2歳 |
スコティッシュ・フォールド |
13.9歳 |
アメリカン・ショートヘアー |
13.8歳 |
マンチカン |
14.0歳 |
ノルウェージャン・フォレスト・キャット |
14.0歳 |
ブリティッシュ・ショートヘアー |
13.1歳 |
ラグドール |
15.9歳 |
日本猫 |
15.5歳 |
ロシアンブルー |
14.0歳 |
メイン・クーン |
13.0歳 |
ベンガル |
14.3歳 |
ミヌエット |
9.2歳 |
サイベリアン |
13.8歳 |
ペルシャ(チンチラ) |
14.2歳 |
ラガマフィン |
12.5歳 |
ソマリ |
14.1歳 |
エキゾチック・ショートヘアー |
12.8歳 |
アメリカン・カール |
14.4歳 |
ペルシャ |
15.1歳 |
アビシニアン |
14.1歳 |
猫の寿命は最長何歳?ギネス記録をチェック
ギネス記録に掲載されている「史上最も長生きした猫(Oldest cat ever)」は、アメリカで飼育されていたクリーム・パフという名前の猫です。
クリーム・パフは1967年8月3日に生まれ、2005年8月6日に生涯を終えました。38歳3日の記録は人間に換算すると約170歳です。相当な長寿であることがわかります。
他にもギネス記録には「存命中最高齢の猫(Oldest cat living)」も記録されています。2024年10月時点で記録を保持しているのは、イギリスで飼育されているフロッシーです。
1995年12月29日に生まれたフロッシーは、記録が確認された2022年11月10日に26歳316日で、人間に換算すると約120歳でした。
参考:
Guinness World Records Limited|Oldest cat ever
Guinness World Records Limited|Oldest cat living
猫の年齢早見表|人間に換算すると何歳?
環境省の「飼い主のためのペットフード・ガイドライン~犬・猫の健康を守るために~」によると、猫の年齢を人間に換算するときには「24+(年齢-2年)×4」で計算します。ただし1歳のみは計算式に当てはまらない例外で15歳です。
猫の年齢早見表をチェックすると、飼い猫が人間に換算すると何歳になるか、すぐに分かります。
猫の年齢 |
人間に換算した年齢 |
1歳 |
15歳 |
2歳 |
24歳 |
3歳 |
28歳 |
4歳 |
32歳 |
5歳 |
36歳 |
6歳 |
40歳 |
7歳 |
44歳 |
8歳 |
48歳 |
9歳 |
52歳 |
10歳 |
56歳 |
11歳 |
60歳 |
12歳 |
64歳 |
13歳 |
68歳 |
14歳 |
72歳 |
15歳 |
76歳 |
16歳 |
80歳 |
17歳 |
84歳 |
18歳 |
88歳 |
19歳 |
92歳 |
20歳 |
96歳 |
参考:環境省|飼い主のためのペットフード・ガイドライン~犬・猫の健康を守るために~
大切な猫と長く暮らすポイント
猫も人間と同じで、高齢になるとさまざまな不調が表れ始めます。例えば腎機能の低下、関節疾患、内分泌疾患、腫瘍などです。
できるだけ長く健康に愛猫と暮らすには、猫が長生きしやすい生活環境を整備するのがポイントといえます。十分な栄養をとれる食事を用意する他、運動しやすい空間をつくりストレスを与えないことも重要です。
ここでは猫が健康に長く生きるために必要な、食事と運動について解説します。
猫専用の食事を与えよう
猫は肉食のため、タンパク質を多く摂取しなければいけません。人とも犬とも必要な栄養素が違うため、専用の食事を用意するのがポイントです。
特に不足しがちなのはタウリンです。タウリンが不足すると、目に障害が発生したり、心臓の疾患を引き起こしたりします。タウリンの含有量が多い魚介類や動物の内臓などを含む食事を意識するとよいでしょう。
素材に含まれる栄養素をそのままとれるローフード(生食)の食事「ローロンジェビティ(猫用)」もおすすめです。猫に必要な栄養素を豊富に含んでいるのはもちろん、炎症の緩和に役立つことも研究からわかっています。
ペットに見られるアトピー性皮膚炎・慢性腸炎・変形性関節症などを改善し、健康に長生きしやすい体調を整えるのに役立ちます。
ライフステージに合わせた食事を与えよう
猫のライフステージは以下のように進みます。
ライフステージ |
時期 |
必要な食事 |
哺乳期 |
生後30日くらいまで |
母乳もしくは猫用のミルク |
離乳期 |
生後20~60日くらいまで |
離乳期用か成長期用の食事をやわらかくしたもの |
成長期 |
生後50日~1年くらいまで |
成長期用の食事 |
成猫期 |
成長期を終えてから7年くらい |
成猫用の食事 |
中高齢期 |
8~10歳以降 |
成猫用か中高齢用の食事 |
ライフステージに合わせた食事を与えることは重要ですが、年齢に達したからといって全ての食事を切り替えると、突然の変化で下痢やおう吐などを起こす可能性があります。食事を切り替えるときには、猫の体調を観察しながら、少しずつ変えていくのがポイントです。
食事の与え方を猫の習性に合わせよう
猫は食事を少しずつ頻繁に食べる習性があります。この習性に合わせて、1日に2~3回食事を与えるとよいでしょう。
常に食事を置いておき、いつでも食べられるよう工夫するのもよい方法です。この場合、食事が不衛生にならないよう、定期的な交換が必要です。
運動不足を避けるための遊び場をつくろう
運動不足が肥満につながるのは人も猫も同じです。猫の健康的な暮らしのために、十分な運動ができる遊び場をつくりましょう。キャットタワーといった上下運動ができる環境があるとベストです。
おもちゃを使い一緒に遊ぶ時間も作るとよいでしょう。おもちゃを追いかける、つかまえる、といった行動を通して、猫がもともと持っている狩猟本能を満たせます。ストレス発散にもつながりやすくなるでしょう。
室内で飼育しよう
猫の寿命を考えるなら、飼育は室内で行いましょう。家の外に出ると、室内にはないウイルスに感染するリスクが高まります。
他の猫とのけんかで傷を負うことや、交通事故に遭う可能性もあるでしょう。道端に落ちているものを食べてしまう、水たまりの水を飲んでしまうことで、体調不良が起こるかもしれません。
ペットフード協会の「令和5年(2023年)全国犬猫飼育実態調査」では、室内で飼育されている猫の平均寿命が、外に出る猫の平均寿命より約2年長いこともわかっています。
病気のサインに注意!
日々猫の健康を気遣っていても、病気になることもあります。猫は具合が悪くてもそれを言葉で伝えられません。早い段階で病気を発見し、治療につなげられるよう、以下のサインがないかよく観察しましょう。
- 以前より痩せている
- 以前と同じ量の食事を出すと残す
- 食事をたくさんほしがる
- 以前より運動量が減っている
- 水を飲む量が増えている
- おしっこの回数が増えている
- 食事を変えていないのに下痢をする
- グルーミングしない など
猫の違いに気付くには、日ごろから様子をよく見ている必要があります。食事や遊びの時間に、様子を観察する習慣をつけておきましょう。
猫の元気な暮らしをサポートするインスティンクトのローフード
「大切な猫とできるだけ長く暮らしたい」「愛猫の寿命を全うさせてあげたい」と考えているなら、猫の食事はローフード(生食)100%の総合栄養食「ローロンジェビティ(猫用)」がおすすめです。インスティンクト専属の動物栄養士がライフステージに合わせてベストなレシピを開発しました。お腹にやさしいフリーズドライのフードです。
ローフード(生食)だからこそ、素材に含まれている栄養素を丸ごと取り入れられます。厳選された天然素材のみで作られているため安心して与えられるのもポイントです。
いきなり全ての食事をローフード(生食)へ切り替える必要はありません。まずは1日の食事のうち2割を、フリーズドライで扱いやすい「ローロンジェビティ(猫用)」に切り替えてみてはいかがでしょうか。