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Q1:猫はどうしてゴロゴロ鳴くの?
猫がゴロゴロ鳴く主な理由には
- 子猫をあやすため
- 愛情を表現するため
- 満足の気持ちを表現するため
- 癒しを与えるため
などがあります。
猫のゴロゴロ鳴きは、動物界の中でも特徴的な音として知られています。イエネコ・ヤマネコ・チーター・オオヤマネコ・ピューマのような、小型のネコ科動物に共通する独特の発声法から生まれる音で、ライオンやトラのような大型のネコ科動物には見られません。
その周波数は、個体差があるものの、およそ25~140ヘルツの間です。20〜50ヘルツの音には人の副交感神経を優位にする働きがあり、ストレス緩和やケガの治療などに効果があるとされています。
そんなゴロゴロ鳴きの最大の特徴は、『息を吸うとき・吐くときの両方で発生する』こと。この神秘的な鳴き声について、何十年にもわたり研究が続けられてきました。最近では、喉の内側にある喉頭筋という筋肉が収縮・振動することで、独特のゴロゴロ音が生まれると考えられています。
猫のゴロゴロ鳴きは、単にうれしい気持ちの表現と思われがちですが、猫にとって大切なコミュニケーション手段。ほかの猫と遊ぶとき・不安なとき・病気になったりしたときにゴロゴロ鳴きをするケースもあるので、よく観察することが大切です。
Q2:猫は夜行性?
夜行性と思われがちな猫ですが、正確には薄明薄暮性(はくめいはくぼせい)。つまり、薄明(明け方)と薄暮(夕暮れ)にもっとも活発に活動します。狩りも基本的にはその時間帯に行われますが、個体ごとの環境に適応した睡眠スケジュールで暮らしています。
Q3:猫がよく眠るのはなぜ?
起きているときの猫は、人間が考える以上にたくさんのエネルギーを消費しています。次の遊びや探検に備えるためには、たっぷりの睡眠でエネルギーを補充しなければなりません。
猫はそもそも捕食動物で、狩りをしたり、追いかけたり、歩き回ったりと活発に活動するいきものです。相手がアフリカのサバンナに生息するガゼルだろうと、リビングに置かれた羽のおもちゃだろうと、追い回せば大量のエネルギーを消費することに違いはありません。そのため、典型的な猫は1日のうち実に15時間以上を睡眠に費やしています。
猫の多くが日中の大半を寝て過ごすのも、明け方と夕暮れの活動時間に備えてエネルギーを蓄えているからなのです。
Q4:どうして猫は「ニャー」と鳴くの?
猫が人間に向かって「ニャー」と鳴くのは、人間が猫のボディランゲージをうまく読み取れないからです。ボディランゲージでやりとりができる猫同士の場合、例外はあるものの、コミュニケーションは主にボディランゲージやジェスチャーで、鳴き声はあまり出しません。
Q5:猫の「ふみふみ」は何のため?
猫の「ふみふみ」は、生まれたときから始まっています。生まれたばかりの子猫は、母猫のおなかをふみふみしてミルクをもらいます。ふみふみが快適さや愛情を与えてくれる行動だと学習した猫は、生涯にわたってふみふみを続けるのです。
なお、猫のふみふみは、ライフステージによって果たす役割が少しずつ変わります。
まず、子猫のころのふみふみは、母猫の母乳の分泌をうながすものです。やがて成長すると、ふみふみはマーキングにも使われるように。猫の肉球にはフェロモンを分泌する臭腺がありますが、ふみふみを通じて猫は自分のフェロモンをなすりつけ、縄張りを主張しているのです。
また、寝具へのふみふみには、温かく快適な寝床を作る効果があります。
Q6:猫が箱を好むのはなぜ?
好奇心旺盛な猫にとって、箱は隠れたり探検したりにぴったりのアイテムです。
本能に捕食行動がある猫は、本能的に安全な隠れ場所を求めます。そんな猫にとって、すっぽりと隠れられる適度に狭い箱は、隠れ場所として理想のアイテム。箱以外にも、さまざまなタイプの囲いや穴・鞄・袋などに隠れては、安全で快適な時間を過ごしているのです。
Q7:どうして猫は毛玉を作るの?
猫は日常的に丁寧なグルーミングをするいきものです。日々たくさんの毛を飲み込み、その一部は消化器官を通過してトイレに排泄されます。排泄されなかった毛は胃の中に溜まり続け、適当なタイミングで吐き出されます。このとき吐き出された毛玉は「トリコベゾア」と呼ばれます。
Q8:どうして猫にはヒゲがあるの?
猫のヒゲには、光の少ない室内を移動するときなどに便利な、空気の流れや振動を感じ取る機能があります。万が一ヒゲが失われた場合、ヒゲがあるときほど自由には動けません。
猫の顔を正面から見ると、ヒゲの幅は体の幅とほぼ同じ。狭い場所を通り抜けることの多い猫にとって、猫ヒゲは通り抜けられるかどうかを見極める物差しのような役割を果たしています。猫の活動に必要不可欠なものなので、切ったり抜いたりはNGです。
Q9:どうして猫は草を食べるの?
草にはミネラルやビタミンが含まれていて、猫の消化を助け、健康維持に役立ちます。猫にとって、草はサプリメントのような役割を果たしているのです。
胃に溜まった毛玉のような、消化できないものを処理するというのも、猫が草を食べる大きな理由です。そのほか、寄生虫や感染症が原因の不調を緩和するために、草を食べるケースもあるとされています。一方で、単純に草の味を楽しんでいる猫もいます。
Q10:猫の寿命はどのくらい?
猫の平均寿命は、13〜20歳。長生きするためには、適切な獣医学的ケアと栄養の摂取が必要不可欠です。
科学が進歩した現代では、20歳を過ぎても元気なシニア猫も増えています。実際に、6歳以上の猫の割合は、この25年間で2倍に急増しているともいわれています。
とはいえ、猫の健康には、飼い主の行うケアや持っている知識が大きく影響するのもまた事実。猫に対して深い愛情を持ち、猫特有の生理機能や行動様式を理解する飼い主が増えたことも、猫の健康や長寿に深く関係していると考えられています。
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